内容紹介
いまや「4人に1人が65歳以上の高齢者」という “超高齢社会” に突入した日本。2015年1月末の時点で、要介護者数は約606万人にのぼり、毎年、約10万人の人たちが介護を理由に職場を離れています。くしくも、本書刊行後の9月24日、安倍首相は、“アベノミクス第2ステージ” における新しい3本の矢の1つとして、「仕事と介護を両立できる社会の実現に取り組み、“介護離織をゼロ” にしていく」と述べました。
著者は、「元気で自立した」高齢者を増やし、要介護者を1人でも少なくすることがその解決策であると説きます。そして、高齢者の自立を支援するために、要介護者の機能回復を目指す “パワーリハビリテーション” 理論に基づき、ドイツ生まれの医療用トレーニングマシンを使ったリハビリ型デイサービス『リハプライド』のフランチャイズを全国に展開しています。
『リハプライド』では、医療機関で “急性期” “回復期” のリハビリを終えて自宅に戻られた方、また要支援・要介護の方、お一人おひとりに合わせた“維持期” に理想的な信頼性の高いリハビリを提供することで、多くのご利用者様が要介護状態を「改善」しています。
本書には、 “リハビリ介護” という概念を社会に定着させるため、日々、精力的に活動している著者の介護に対する真摯な思いが込められています。